「手元資金が足りない」「売掛金の入金が先で資金繰りが厳しい…」
そんなときに利用されているのがファクタリングサービスです。
しかし、ファクタリング会社は数が多く、
「どのサービスを選べばいいのか？」
「手数料や入金スピードはどこが早いのか？」
と迷ってしまう方も多いはず。
そこで本記事では、主要ファクタリング6社
（ペイトナー・フリーナンス・ククモ・TRY・ビートレーディング・ラボル）
を 手数料・入金スピード・審査難易度・口コミ などの観点から徹底比較します。
まずは結論から。
「とにかく急ぎたい」「手数料を抑えたい」など、
目的別に“あなたに最適なファクタリング会社”を先にご紹介します。
【紹介しているサービスの詳細レビューはこちら】
・ペイトナー ファクタリング
https://www.shikinguri-navi.jp/ペイトナーは怪しい？評判・安全性と代替サービ/
・FREENANCE（フリーナンス）
https://www.shikinguri-navi.jp/フリーナンスの審査は厳しい？落ちる理由と通過/
・ククモ（CUCMO）
https://www.shikinguri-navi.jp/ququmo（ククモ）の審査は厳しい？入金は遅い？必要/
・TRY（トライファクタリング）
https://www.shikinguri-navi.jp/【即日ok？】tryファクタリングの評判と手数料｜他/
・ビートレーディング
https://www.shikinguri-navi.jp/ビートレーディングの評判は？口コミ・手数料・/
・Laboul（ラボル）
https://www.shikinguri-navi.jp/ラボル（labol）の手数料は高い？安い？他社比較と/
| サービス名 | 総合評価 | 入金スピード | 手数料目安 | 対応金額 | 特徴・強み | 公式サイト |
| ビートレーディング | ★4.5 | 最短即日 | 2〜20% | 数十万〜数億円 | 実績豊富・大口対応可 | 公式サイト |
| QuQuMo（ククモ） | ★4.2 | 最短2時間 | 1〜15% | 少額から対応 | 手数料が比較的低め | 公式サイト |
| ファクタリングのTRY | ★4.0 | 最短即日 | 2〜15% | 少額から対応 | 24時間対応・Web完結 | 公式サイト |
| ラボル（Labol） | ★3.9 | 最短30分 | 10%前後 | 少額中心 | 土日祝も入金対応 | 公式サイト |
| ペイトナー（Paytner） | ★3.8 | 最短10分 | 一律10% | 1〜50万円程度 | 圧倒的スピード | 公式サイト |
おすすめ5選（筆者の独自診断）
各社の特徴をひと目で把握できるよう、★スコアと短評を先に示します。詳細は「個別解説」へ。
結論｜あなたに最適なファクタリング会社はこれ
比較表のとおり、ファクタリング会社は「何を重視するか」によって最適な選択が変わります。
以下の基準で選ぶと、もっとも失敗しにくいです。
- スピード最優先 → ペイトナー（最短10分）
- 手数料の安さ重視 → ククモ（1〜15%と比較的低め）
- 大口案件・実績重視 → ビートレーディング（数千万円〜億まで対応）
- 深夜・早朝でも対応してほしい → TRY（24時間対応）
- 土日祝の入金を希望 → ラボル（休日入金OK）
まずは「あなたが最も重視するポイント」を決めれば、選ぶべきサービスが明確になります。
おすすめサービスの詳細レビュー
ここからは、比較表で紹介した主要5社について、
特徴・強み・向いている人を詳しく解説します。
ビートレーディング
ビートレーディングは、累計利用社数がトップクラスの大手ファクタリング会社で、
“幅広い業種・金額に対応できる汎用性の高さ”が強みです。
特に、売掛先が病院・介護施設・建設業・メーカー・IT企業など
信用度の高い企業である場合、審査が非常にスムーズに進む傾向があります。
【ビートレーディングの強み】
1. 大口案件に強い（〜億単位まで対応）
中小ファクタリング会社では断られやすい高額案件にも対応しており、
「売掛金が1,000万円以上」の企業からの利用も多いのが特徴です。
2. 対面面談での安心感（信頼性が高い）
訪問対応が可能で、初めてファクタリングを利用する企業でも
“書類だけで判断される不安” が少なく、信頼関係を重視する企業に向いています。
3. 他社で断られた案件でも通過例がある
売掛先が大手企業であれば審査通過率が高く、
「直近の決算が赤字」「債務超過」「税金未納」などのケースでも
取引先の信用力によっては柔軟に対応してくれる点が支持されています。
【ビートレーディングが向いているケース】
- 売掛金の金額が大きい
- 取引先が病院・介護施設・医療関連企業
- 整体・建設・製造など売掛先の信用力が高い
- はじめてのファクタリングで対面サポートが欲しい
- “最安ではないが確実性が欲しい” 企業
特にあなたの読者層（中小企業の経理担当・資金繰り担当、法人事業者）には
「安心して利用できる大手」という点が強く響くサービスです。
▶ ビートレーディングの評判・審査実例はこちら
https://www.shikinguri-navi.jp/ビートレーディングの評判は？口コミ・手数料・/
QuQuMo（ククモ）
QuQuMo（ククモ）は、オンライン完結・最短2時間という
スピードと手軽さが強みのクラウド型ファクタリングサービスです。
必要書類をWEB上にアップロードするだけで申し込みができ、
“電話・訪問のやり取りが不要” なため、
事務所を空けづらい事業者やスピード重視のユーザーに人気があります。
【ククモの強み】
1. 手数料が比較的低め（1〜15%）
ククモは、他のオンライン系ファクタリングと比較して
「手数料が安い水準」で提供されている点が大きな魅力です。
小口案件でも使いやすく、
資金繰りが厳しいときでも依頼しやすい料金体系になっています。
2. 審査のスピードが早い（最短2時間）
申込から審査、契約、入金までが非常にシンプルで、
IT系・システム系のバックエンドが強いため
“他社よりも早く結果が出るケース” が多いのが特徴です。
3. 完全オンラインで完結（全国どこからでも利用可能）
訪問や対面が不要なため、
・地方の事業者
・工場や現場が中心で外出が難しい企業
・個人事業主
など、幅広い層に使いやすいサービスです。
【ククモが向いているケース】
- とにかく早く入金したい
- 手数料はできるだけ抑えたい
- 来店・訪問が難しい（オンライン完結が良い）
- 小口（〜50万円前後）でも利用しやすい会社を探している
- 副業・フリーランス・個人事業主でも利用できる会社を探している
特にペイトナーよりも手数料が安く、
ビートレーディングよりも気軽に申し込めるため、
「まずは試したい」「スピードと価格のバランスを重視したい」
という方に向いています。
▶ ククモの評判・審査のポイントはこちら
https://www.shikinguri-navi.jp/ququmo（ククモ）の審査は厳しい？入金は遅い？必要/
ファクタリングのTRY
TRY（トライファクタリング）は、
“とにかく急ぎで資金が必要” という状況に強い、
スピード特化型のオンラインファクタリング会社です。
最大の特徴は 深夜・早朝でも対応可能な24時間体制。
他社が営業時間外で受付できない時間帯でも相談できるため、
急な資金ショートや、当日中の支払いに追われている企業から
高い支持を受けています。
【TRYの強み】
1. 深夜・早朝でも対応可能（業界でも数少ない）
一般的なファクタリング会社は平日9:00〜18:00が中心。
しかしTRYは24時間受付を行っており、
“夜間しか動けない事業者” にとって大きなメリットです。
2. 最短即日のスピード対応
・申込
・必要書類アップロード
・審査
・契約
までの流れがシンプルで、
書類の準備さえできていれば「即日入金」も十分可能。
特に建設業・運送業・夜間営業の店舗など、
“営業時間が不規則な業種” の事業者との相性が抜群です。
3. オンライン完結で手間が少ない
訪問・来店・面談が不要。
書類提出もスマホで撮影して送るだけでOKなので、
外出が難しい経営者や、一人で業務を回している個人事業主でも使いやすい仕組みです。
【TRYが向いているケース】
- 今日中に入金がほしい
- 深夜や早朝にしか時間を取れない
- 建設・運送・夜間営業の店舗など、営業時間が特殊
- 急な税金・社会保険料・外注費の支払いが重なった
- 書類が揃っていて、スピード重視で進めたい
特に「他社の営業時間に間に合わない」という理由で
申し込みを諦めていた企業からの利用が多く見られます。
▶ TRYの手数料・口コミ・注意点はこちら
https://www.shikinguri-navi.jp/【即日ok？】tryファクタリングの評判と手数料｜他/
ラボル（Labol）
Labol（ラボル）は、“土日祝日の入金” に対応した数少ないファクタリング会社で、
「平日以外も資金が動く業種」や「緊急性の高い資金繰り」に強みがあります。
特に急な買掛・外注費・仕入が発生する事業者や、
平日に時間が取れない個人事業主から高い評価を受けています。
【ラボルの強み】
1. 土日祝の入金に対応（例外的に強い）
多くのファクタリング会社は銀行営業日にしか振込できませんが、
ラボルは金融機関連携を工夫しており、
休日でも入金対応できる唯一クラスのサービス です。
週末に売掛が発生する業種には非常に便利です。
2. 最短30分のスピード審査
書類提出〜審査〜入金までの流れが極めて速く、
オンライン型サービスの中でもトップクラスのスピード感があります。
「すぐに仕入れ代金を支払いたい」
「外注費を今日中に払わないと作業が止まる」
といったシーンにも対応できます。
3. 少額の案件に強い（10〜100万円前後）
大手ファクタリング会社では扱いづらい少額案件でも、
ラボルは柔軟に対応してくれます。
小規模店舗・個人事業主でも申し込みやすいのがメリットです。
【ラボルが向いているケース】
- 土日祝の入金が必要な業種
（飲食・小売・美容業・サービス業など） - 急な仕入れ・外注費・予約金などに即時対応したい
- 平日に時間が取れない個人事業主・フリーランス
- 小口案件をスピード重視で進めたい
- 夜間に売上が動く業種（ナイトワーク・イベント・飲食）
ククモやTRYと比較すると、
“休日入金の柔軟さ” で選ばれるケースが多いサービスです。
▶ ラボル（Labol）の詳しい特徴はこちら
https://www.shikinguri-navi.jp/ラボル（labol）の手数料は高い？安い？他社比較と/
ペイトナー（Paytner）
ペイトナー（旧：ペイトナーファクタリング）は、
“入金まで最短10分” という業界トップクラスのスピードを誇る
オンライン完結型のファクタリングサービスです。
運営企業は上場企業グループで、システム面の安定性が高く、
書類アップロードから契約までの操作性が非常にシンプル。
はじめてファクタリングを使う個人事業主から、
時間のない法人経営者まで幅広く利用されているサービスです。
【ペイトナーの強み】
1. 入金スピードが圧倒的（最短10分）
必要書類が揃っていれば、
申込み → 審査 → 契約 → 入金
までが “10分前後” で完了することもあります。
突発的な支払い、急ぎの仕入れ、急な経費発生など
“時間に追われる場面” で最も重宝されるサービスです。
2. 完全オンラインで完結（全国対応）
スマホに慣れていれば誰でも使えるUIで、
書類提出もアプリ上で撮影するだけ。
・外回りの営業職
・飲食店や美容系の個人事業主
・経理部がない小規模法人
など、来店や訪問が難しい事業者に特に向いています。
3. 少額に強い（1万〜50万円前後でも使いやすい）
他社が対応しにくい “少額案件” に寄り添っているため、
「小口の売掛があるけどすぐに現金が必要」
という利用者と相性が抜群です。
【ペイトナーが向いているケース】
- とにかく “スピード最優先” の人
- 少額（1万〜50万円程度）でも使えるサービスを探している
- 外出が多く、スマホだけで手続きを済ませたい
- フリーランス・個人事業主（特にWeb/IT/美容/サービス業）
- “今日中の支払い” に間に合わせたい場面がある
ククモやビートレーディングよりも圧倒的にスピード特化で、
TRYよりも「少額×早い」の領域に強いのが特徴です。
▶ ペイトナーの評判・注意点はこちら
https://www.shikinguri-navi.jp/ペイトナーは怪しい？評判・安全性と代替サービ/
ファクタリングの選び方
ファクタリングをはじめて利用する方にとって、
「どこを比較すればいいのか？」は分かりにくいポイントです。
ここでは、失敗しないために必ず確認すべき
5つの比較ポイントをわかりやすく解説します。
1. 手数料（総コスト）を必ずチェックする
ファクタリング利用で最も重要なのは 総手数料 です。
同じ売掛金でも会社によって大きく違います。
- 少額案件 → ククモやペイトナーが比較的安い
- 中〜大口案件 → ビートレーディングなど大手が安くなる
- 夜間・休日など緊急性が高い → 多少高めになる傾向
「手数料が安い＝必ず得」ではなく、
入金スピードや対応の丁寧さとのバランス も重要です。
2. 入金スピード（最短何時間か）
資金繰りが厳しいときは、
“いつ入金されるか” が重要な判断材料になります。
- 最短10分 → ペイトナー（圧倒的）
- 最短30分〜2時間 → ククモ・ラボル
- 最短即日 → TRY・ビートレーディング
「今日中に支払いがある」「急ぎの仕入れが必要」
こうした場面なら、スピード特化型を選ぶべきです。
3. 審査の柔軟性（売掛先の信用力が重要）
ファクタリングの審査は、
“利用者の信用” よりも 売掛先（取引先）の信用 が重要です。
- 売掛先が大手・上場企業 → 通りやすい
- 売掛先が小規模・新設 → 審査は慎重
- 医療・介護・建設などは比較的通りやすい傾向
また、税金未納・赤字決算があっても
売掛先の信用が高ければ通過するケースがあります。
4. 2社間ファクタリングか、3社間か
ファクタリングには2種類があります。
- 2社間ファクタリング
→ 売掛先に通知しない（バレにくい）
→ 手数料は少し高め - 3社間ファクタリング
→ 売掛先に通知あり（承認必要）
→ 手数料は安いが手続きが重い
小規模・個人事業主はほぼ 2社間 を利用します。
※ 会計処理については以下の記事で詳しく解説しています
https://www.shikinguri-navi.jp/ファクタリングの仕訳を完全解説｜2社間・3社間の/
5. オンライン／対面のどちらが良いか
- オンライン完結 → ペイトナー・ククモ・TRY・ラボル
→ とにかく早い・全国対応・手続きがラク - 対面対応 → ビートレーディング
→ 初めてで不安・大口を相談したい人向け
オンラインの手軽さか、
対面の安心感か、利用者により最適解は異なります。
まとめ：判断基準は “何を重視するか” に尽きる
- スピード
- 手数料
- 審査の柔軟性
- 取引先に知られたくない
- 土日対応の有無
この5つを基準に比較すれば
あなたに最適なファクタリング会社が明確になります。
どれを選ぶべき？（短評）
スピード重視ならペイトナーやラボル、総合力と信頼性で選ぶならビートレーディング、手数料とのバランスを重視するならQuQuMo、24時間対応で柔軟に使いたいならファクタリングのTRYが有力候補です。まずは手数料の総額（最低手数料や振込手数料を含む）と入金スピードを同条件で相見積もりし、あなたの案件規模やタイミングに合う1社を選ぶのが近道です。
よくある質問（FAQ）
ファクタリングを検討している読者から特に多い質問をまとめました。
初めての方でも安心して利用できるよう、重要ポイントをわかりやすく解説します。
Q1. 審査に落ちるのはどんなケースですか？
A：ファクタリング審査で見られるのは「利用者」よりも「売掛先（取引先）」です。
審査に落ちやすいケースは以下のとおりです。
- 売掛先の信用力が低い
- 売掛先が実在しない・連絡がとれない
- 必要書類が揃っていない
- 架空売掛金の疑いがある
- 違法性のある取引に該当する可能性がある
赤字決算・税金未納・債務超過などでも、
売掛先がしっかりしていれば利用できるケースもあります。
Q2. 個人事業主でも利用できますか？
A：可能です。
以下のサービスは 個人事業主・フリーランスの利用実績が非常に多い です。
- ペイトナー
- ククモ
- ラボル
- TRY
売掛金（請求書）があれば、企業形態は関係ありません。
Q3. 手数料はどれくらいが相場ですか？
A：2社間ファクタリングの場合、
一般的な相場は 5〜20%前後 です。
ただし、
・急ぎ（即日）
・少額
・夜間・休日対応
の場合は手数料が上がる傾向があります。
Q4. 売掛先に知られず利用できますか？
A：可能です。
ククモ・ペイトナー・TRY などは 2社間ファクタリング のため
売掛先への通知は不要です（バレません）。
逆に3社間ファクタリングは売掛先へ通知されます。
Q5. 銀行融資と比べたメリットは？
A：最大のメリットは 審査のスピードと柔軟性 です。
- 銀行 → 1〜2ヶ月かかる
- ファクタリング → 最短10分〜即日
また、銀行融資は赤字・税金未納・債務超過では厳しく、
ファクタリングは売掛先の信用で判断されるため、可否の基準が異なります。
Q6. 会計処理（仕訳）はどうなりますか？
A：2社間と3社間で仕訳が異なります。
詳しくは以下の記事で解説しています。
▶ ファクタリングの仕訳はこちら
https://www.shikinguri-navi.jp/ファクタリングの仕訳を完全解説｜2社間・3社間の/
まとめ｜あなたに最適なファクタリング会社は？
ファクタリングは、同じ「売掛債権の現金化」でも
サービスによって強みが大きく異なります。
記事で紹介したとおり、
- とにかくスピード重視 → ペイトナー
- 手数料を抑えたい → ククモ
- 大口の売掛金に対応 → ビートレーディング
- 深夜・早朝にも相談したい → TRY
- 土日祝の入金が必要 → ラボル
というように、状況に応じて最適なサービスが変わります。
まずは「何を優先したいのか」を決めてから
自分に最も合う会社を選ぶことで、失敗しないファクタリングが可能になります。
まずは相見積で条件を比較してみましょう。
おすすめ5選に戻る筆者紹介｜加藤ユウ（ファイナンシャルプランナー）
本サイト「資金繰りナビ」を運営しています。
- ファイナンシャルプランナー2級（AFP）
- 病院関連企業の財務グループマネージャーとして20年以上勤務
- 経理・財務・資金繰り改善の実務経験が豊富
- 業務効率化（楽楽精算・invox・RPA導入など）の推進担当
- 中小企業の資金繰り、会計処理、金融サービスに精通
自身の実務経験とFPとしての視点をもとに、
“現場で本当に役に立つ資金繰り情報” を発信しています。
困ったことがあれば、ぜひほかの記事も参考にしてみてください。
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